【ソラチカルート】 年間216,000マイルを稼ぎ出すルートとは

前回は、マイルの原資となるポイントを稼ぐためのポイントサイトをリストアップしました。ここで得たポイントをANAマイルに交換していく過程で、ソラチカルートなくして陸マイラーは成り立ちません。それほど必須のルートなのです。

ANAマイルを貯める上で必要不可欠なクレジットカード【ANA ToMe CARD PASMO JCB】(通称ソラチカカード)。

ANAカード『ソラチカ』の基本的なことから使い方、いわゆる「ソラチカルート」をこれから学んでいきます。

Q.なぜANAマイラーにとってソラチカは必須なのか?

先に述べたように、ANAのマイルをたくさん貯める秘訣は、クレジットカード決済や飛行機に乗る事ではありません。ポイントサイトでポイントを貯め、それをANAマイルに交換する事です。

しかし、それにはソラチカが絶対に必要となってきます

なぜANAマイラーにとってソラチカは必須なのか? 一言で言うと、「ポイントサイトで貯めたポイントを、破格なレートでANAマイルに交換できる唯一のツールから」です。
例:1ポイント1円の価値がある楽天ポイントを10万ポイント、ANAマイルに交換すると、半分の5万マイルになってしまいます。楽天ポイントにはこれ以外の交換ルートがありませんから、絶対に半分になってしまいます。(交換レート50%)
同じく1ポイント1円の価値があるハピタス10万ポイントの場合は、ソラチカルートを使ってANAマイルに交換すれば8.1万マイルになります。
元々同じ「1ポイント=1円」の価値だった10万ポイントが、5万マイルになるのと8.1万マイルになるのとでは、雲泥の差ですね。
この破格の交換レート81%を可能とするものは、現在、ソラチカルート以外に存在しません。ソラチカルートを通すためのカードがソラチカカードなんです。ANA陸マイラーをやるならソラチカは絶対必要不可欠な1枚です
まだ保有していない人は、まず最初の1枚として、最優先でソラチカを発行してください。
ソラチカカードの基本データ
  • 国際ブランド JCB
  • 年会費 初年度無料。2年目以降2,000円(税別):更新時ボーナスマイル1,000マイル
  • 決済時のマイル還元率 基本1% (1000円/1マイル)
  • PASMO/オートチャージ機能あり:定期券搭載可能
  • 乗車ポイント 平日5メトロポイント / 休日15メトロポイント
  • 海外/国内旅行傷害保険 1,000万円 /100万円

ソラチカは死蔵向きのカードではあるが

上記の通り、ソラチカはカード還元率は総じて高くありません。さらに、カードポイントをマイルに交換する場合、交換手数料が年5,000円(税別)かかります。そのため、決済カードとして使うのではなく、メトロポイントからANAマイルへの中継として使うのがベターです。
言い方を変えると、「ソラチカは決済やメトロカードに使わなくていい。ただ保有して年会費だけ払い、ポイントの中継として使えばいいANAカード」です。
年間決済額が多い人の場合、ソラチカとは別に、メイン決済用カードを持つ必要があります。

ソラチカと組み合わせる決済用カードとは

ANA陸マイラーになるなら、保有カードラインナップは次の2つのいずれかをオススメします。
  1. カード決済も合わせてマイルを貯める場合:ソラチカとANA VISA(MASTER)ワイドゴールドを保有する。
    ポイントサイトのポイント交換にソラチカを使い、カード決済年間決済額が50万~300万円以上になる人向き。最も多くのマイルが貯まりますが、こちらも主体はソラチカによるポイント交換です。

  1. カード決済を無視してもよい方:ソラチカだけを保有する。
    年間決済額が50万円以下の人向き。年間決済額が50万円以下の人は、カード決済で年間5千マイル以下しか貯まりません。これはもう無視していい数字です。でも安心てください ,ソラチカカードがあれば、充分にマイルは貯まります

ソラチカを使って、どのようなルートでポイントがANAマイルに変わるのか

 
次の図を見てください。
 
ソラチカルートはLINEポイントにすべてを集約させます
 
ANAマイルには、メトロポイントからの交換です。その際、ソラチカが必要になります。
メトロポイントに交換するには、LINEポイントに交換しておくことが必要です。
 
LINEポイント…ここにポイントサイトのポイントを集約させるのです。
 
それまでは、中継サイト(PEX、ワールドプレゼント、Gポイントなど)を経由させて、LINEポイントまでポイントを移行させます。
図を参考に、①ポイントを稼ぐサイト、と、②ポイントを中継させてANAマイルまで運ぶサイト、を区別しておいてください。
 
必要なことは、ポイントを稼ぐポイントサイトからのルートを開通させておくことです。
 
その際、問題になることは、変更に伴う日数です。
正直、LINEポイントまでは各サイトで数日単位で変更できます。問題は、①LINE→メトロポイント、②メトロポイント→ANAマイルへの交換日数です。
 
①は、毎月15日までに交換申請した場合は、翌月の11日ごろにメトロポイントに反映。
   約25日は必要と考えてください
同様に、②は、当月の15日までに交換申請したら、翌月の5日頃にANAマイルに変換。
   ここは20日は見てください。
 
そう考えると、ポイントを稼いで約2か月、交換に必要な時間がかかると考えてください。
 

もう一つの制約

 
〇 メトロポイント→ANAマイル:交換申請は月に一回。最大、20,000ポイント(交換後は18,000マイル)となります
  これが、月18,000マイル、年間にして216,000マイル稼ぐという根拠なのです。
 
その他のルートを使って月当たりさらに稼ぐこともできますが、おススメは致しません。
なぜなら、交換レートが極端に悪くなるからです。
  (前回の例のように、10,000ポイント→5,000マイルになる不条理を許容できますか?)
 
そのため、メトロポイントまではリミットなしで交換
     メトロ→マイルには、きっちり20,000ポイントを申請してくださいね。
 

まとめ

ソラチカは、ポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルに交換するのに必要不可欠なANAカードです。
そのため、ソラチカの発行を最優先としてください。いくらポイントを貯めても、肝心のソラチカが無ければ何の意味もありません。
ソラチカ発行が終わったら、ちゃんとスケジュールを決めて(交換日を決める)ANAマイルにポイントをながしていってください